日本の大工道具 (展示台 - 平台)
道具箱
道具箱は道具の大きさにあわせて大工自身がつくる。道具も大工の体に合わせるため個人差が生じる。そして、仕事に応じたり、道具別に分けたりと分類も分けるため、道具箱の大きさはさまざまである。スライド式のフタで開け締めできるようになっている。
ヤリガンナ
木材の表面を削り仕上げる工具。古墳時代から古代、中世にかけての鉋で、室町時代なかばに台鉋が登場するまで使われていた。現在では、建物の修理や復原工事などに使われる。
剣先状にとがらせた両刃の刃先を腕の長さほどの柄に取り付けたもので、ちょうなで斫った後の仕上げに用いる。左右の手を肩幅ぐらいに広げて握り、押したり引いたりして削る。台鉋と違った、漣状の刃痕が特徴的である。
1. 大鉋
平鉋のうち、刃幅が3寸(90㎜)以上のものを大鉋と呼ぶ。
2. 平鉋
3. 鉋断面モデル
鉋刃は、通常は仕上げ面にできる逆目を防止するため押え刃をつけ二枚刃とした合せ鉋(あわせかんな)を用いる。上手な使い手は一枚刃でもきれいに仕上げることができるが、下手な使い手は二枚刃でも逆目をつくってしまうと言われる。
鉋屑
鉋は木材の表面を平滑に仕上げるための道具であるが、削り屑の薄さで職人の技量をはかることができる。日本では「削ろう会」という競技会があり、最高記録は2μ(2/1000㎜)に達している。かつては大鉋で巾広の削り屑を競ったといわれている。あまりにも薄いため、向こう側が透けて見え、空気層すらなくなるために水にも浮かずに水中を漂うほどになる。