水循環・水質の浄化機能(美味しい水)

水循環・水質の浄化機能(美味しい水) 

降水→山→川→海へ

 

水は、海水や河川の水として常に同じ場所にとどまっているわけではなく、海に囲まれた日本では、太陽からの放射エネルギーなどによって、海上で発生した水蒸気や地表面の水から発生した水蒸気が、山地にぶつかる等して上昇し冷却される事により上空で雲になり、やがて雨や雪になって地表面に降下し、それが次第に集まって川となり海に戻るというように絶えず循環しています。

この水循環によって塩分を含む海水も蒸発する際に淡水化され、私たちが利用可能な淡水資源が常に作り出されていることになります。

 

海から空へ、そして空から陸地、陸地からまた海に戻るという大きな水循環がある中で、特に森林率が高い日本にとっては、流域の上流部に存在する森林が降雨等によってもたらされた水資源を地下部で貯留し、中下流域に対して安定的に農業用水や工業用水、飲料水として供給するという、大きな役割を果たしているといえます。

 

森林は、おもに森林土壌のはたらきにより、雨水を地中に浸透させ、ゆっくりと流出させます。そのため、洪水を緩和するとともに川の流量を安定させるほか、濁りが少なく、適度にミネラルを含み、中性に近い水が森林から流出してきます。

雨水が森林を通って土壌に染み込み、最後に渓流に流出するまでに、リンや窒素などの富栄養化の原因となる物質は、土壌中に保留されたり、植物に吸収されたりする一方で、土壌中のミネラル成分などがバランス良く溶け出すことにより、森林はおいしい水を作り出すと考えられます。 このような森林の働きは、水質の浄化機能と呼ばれています。

Reference:Forestry Agency, Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries
 

日本の水に含まれる主なミネラル

カルシウム

ナトリウム

カリウム

マグネシウム

イラスト