継手・仕口ってなに?

継手・仕口ってなに?
 

木造建築の木組みで、部材同士を同じ方向に延長する接合技法を「継手」、直角やある角度をなして接合する技法を「仕口」と呼びます。仕口は木造建築に欠かせませんが、継手は材木一本分の長さでは足りなくなるような大型建築に用います。今日では、手間もかからず技術も不要な金具接合が主流ですが、古来より伝えられてきた木と木をつなぐ技法には独特の造形の面白さがあふれています。ここでは基本のカタチを紹介しますので、ぜひ分解したときの見た目を味わってみてください。

  1. のげ継ぎ

円教寺食堂(兵庫、室町中期)の茅負に用いられる。正面には継ぎ目が目立ちにくい殺ぎ継ぎを、背後には強度がある略鎌と目違いを合成した複雑な形状を有する。

  1. 箱台持継ぎ

大仙院本堂(京都、1513 年)の内法長押に用いられている(持出継ぎ)。見えがかりとなる下面と側面には継ぎ目殺ぎ継ぎ、背後には箱状の略鎌と相欠、車知を合成している。